【高3生向け】2学期スタート!合格への戦略と活用のポイント
先日、高校3年生向けのホームルーム(生徒向け説明会)を実施しました。保護者会とセットで、夏休み以降の学習戦略や具体的な学習ツールの活用法、そしてメンタル面についてもお話ししました。このブログでは、その中でも特に重要だったポイントを振り返ります。
夏休みから2学期へ!学習時間の再確認
夏休み、多くの高3生は志望校合格に向けて約500時間の学習時間を確保しました。これは2学期に確保できる時間とほぼ同等です。しかし、2学期は学校の授業や行事、そして受験手続きが本格化するため、夏休みのように勉強だけに集中できるわけではありません。
例えば、共通テストの出願は9月から10月にかけて始まります。今年はWeb出願が中心となるため、手続きの時間を自分で確保しなければなりません。冬休みも同様に、第一志望対策だけでなく、第二志望以下の大学の対策や手続きも進める必要があります。限られた時間をどう使うか、戦略が重要になります。
合否を分ける「一点」を掴む戦略
大学受験は、たった「1点」の差で合否が分かれるシビアな世界です。余裕のある人は別ですが、多くの受験生は合格ラインギリギリのところで戦うことになります。この1点をいかにして獲得するか、それがこれからのテーマです。
もちろん、「気合と根性」は不可欠です。しかし、それだけでは足りません。我々が提供するのは、その気合と根性を活かすための「具体的な作戦と戦略」です。
模試の結果がE判定ばかりでも、悲観する必要はありません。現役生がE判定からスタートするのは普通のことです。大事なのは、結果に一喜一憂せず、自分に厳しく、やるべきことをやり続けることです。
🚨要注意!「隣の芝生は青く見える」現象
学校が始まり、周りの友人と模試の結果や参考書の話をする機会が増えます。もし、思うような結果が出なかった時に「あの参考書は神だ!」「この単語帳はめっちゃいい!」と聞くと、つい新しいものに手を出したくなるかもしれません。
しかし、新しいことに手を出すことで得策なことは一切ありません。本当に「神」なら、全国の受験生がその参考書しか使っていないはずです。冷静に考えてみてください。重要なのは、やり方と問題との相性です。
不安や焦りから安易な道を選んでしまうと、それは詐欺に引っかかるのと同じです。冷静さを欠いてしまう前に、これまでの自分の取り組みを見直し、改善点を見つけることが何よりも大切です。
2学期以降の具体的な学習スケジュール
2学期は、以下の3つの学習が並行して進んでいきます。
- 単元ジャンル演習(第一志望向け):9月より順次スタート。第一志望の過去問演習で判明した弱点を克服する演習です。
- 第二志望以下の過去問演習:第一志望の過去問が終わった後、第二志望以下の過去問対策を始めます。MARCH以上の大学は過去問演習、MARCH未満の大学は赤本を使って進めていきます。この対策は11月末までを目途に進めます。
- 第一志望対策演習:11月中旬からスタート。弱点の克服とは別に、第一志望の入試形式(記述問題や総合問題など)に特化した対策を行います。
コースと学習ツールの活用方法
上記の学習は、生徒の志望校の組み合わせによって「仕上げ特訓コース」、「AI演習コース」、「単元ジャンル演習のみ」の3つに分かれます。
- 仕上げ特訓コース:第一志望を含め、MARCH以上を2校以上受験する生徒向けのコースです。第二志望以下の対策も過去問演習ツールを使い、万全の体制で臨みます。
- AI演習コース:第一志望のみMARCH以上で、第二志望以下は赤本で対策する生徒向けのコースです。
- 単元ジャンル演習のみ:第一志望がMARCH未満、もしくは共通テストの比重が高い生徒向けのコースです。9月末までに第一志望の過去問演習が終わらない生徒も、一旦このコースに集中することを推奨します。
💡講習パックの活用法
「仕上げ特訓コース」に付随する講習パックは、主に併願校対策に使用します。自分が受験する併願校の過去問演習にこの枠を使い、対策を進めていきます。また、枠が余った場合は、第一志望の特定の分野に特化した授業(例:早稲田の日本史など)を受講し、さらなる得点力アップを図ることも可能です。
受験校の絞り込みと手続きの注意点
9月から11月にかけて、第二志望以下の大学の検討を進め、三者面談で受験校を確定していきます。学校の提出書類とは別に、当校のシステムで受験校と試験日をカレンダー形式で入力してもらうことで、先生がもれなくチェックし、アドバイスを行います。
🚨年内入試のメリット・デメリット
東洋大学や神奈川大学など、年内に一般入試を実施する大学があります。これらの大学に合格すれば、共通テスト前に滑り止めが確保できるという大きなメリットがあります。
しかし、一方でデメリットもあります。もし不合格だった場合、共通テスト前に自信を失ってしまう可能性があります。また、合格したことで安心しすぎ、その後の勉強がおろそかになる人もいます。メリットだけでなくデメリットも考慮し、自分にとって最適な判断をすることが重要です。
文系生へ:社会科目の総仕上げ
文系チームは、暗記が合否を分ける社会科目の対策が特に重要です。当校舎では、9月29日の週から「社会テストゼミ」を毎週実施します。これは、範囲を細かく区切って100問ずつテストを繰り返すことで、効率的に知識を定着させるための取り組みです。
さらに、12月14日には「千題テスト」を実施し、これまでの範囲を総復習します。用語を覚えることは、応用問題にも対応するための第一歩です。800点では十分ではありません。満点を目指すつもりで臨んでください。
八王子オクトーレ校のご案内
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八王子駅から徒歩1分(京王八王子駅から徒歩5分)。八王子駅直結で通学しやすく、通塾の継続率が高いのが強み。放課後に短時間でも立ち寄り、語彙→読み方→解き方を毎日回すのが得点UPの近道です。
よくある質問(八王子オクトーレ校)
高2ですが、今からでも間に合いますか?
十分に間に合います。まずは語彙を固め、正しい読み方を身につければ、設問処理の正確性が上がります。東進は映像授業なので、これまでの遅れを一気に挽回することが可能です。
部活で忙しいときの勉強法は?
通塾日に「語彙→短文リーディング→大問1つ」のミニルーティン、在宅日は語彙と復習ノートの確認だけでもOK。八王子駅直結を活かして、スキマ学習を積み重ねましょう。
模試直前は何を優先すべき?
新しい問題より、これまでの間違いの原因タグ(語彙/読解/設問処理)を潰すのが最優先。次に「解き方10項目」を1つずつチェックしてください。