【大学受験】合格のシナリオと9月以降の戦略
大学受験の合否を分ける勝負の秋。この時期の過ごし方によって、結果は大きく変わります。この記事では、東進が蓄積した膨大なデータと最新のAIを駆使した、9月以降の具体的な学習戦略と、後悔しないための受験校選びのポイントを解説します。
9月以降の学習内容と具体的な取り組み
夏休みが終わり、9月からは本格的なアウトプット中心の学習が始まります。生徒の皆様の進捗は3つのパターンに分かれますが、いずれも過去問演習が終われば、弱点克服のフェーズへと移行します。
3つの学習の柱
- 単元ジャンル演習(弱点克服):第一志望の過去問演習で判明した弱点を克服する取り組みです。
- 第二志望以下の過去問演習:第一志望だけでなく、第二志望以下の大学の対策も並行して行います。
- 第一志望対策演習(得点源強化):11月中旬からスタート。第一志望の入試形式(記述、総合問題など)に特化した対策を行い、得点源となる分野を強化します。
これら3つの学習を、生徒の進捗に合わせて並行して進めていきます。
模試の結果に一喜一憂しない
9月からは、模試の結果が返却される時期です。思うような結果が出なかった時に、焦って「隣の芝生は青く見える」状態にならないよう注意が必要です。友人から「この参考書が神!」と聞いても、安易に手を出すべきではありません。重要なのは、これまで取り組んできた自分の学習法を冷静に振り返り、改善点を見つけることです。
🚨大学受験は、不合格者が主流派です。皆と同じことをしていては、合格という少数派に入ることはできません。今までの自分を振り返り、甘えを捨てて「もう一歩」踏み込むことが、周りのライバルに差をつける唯一の方法です。
東進の圧倒的な分析力とAI演習プログラム
東進は、長年の膨大なデータと最新AIを駆使し、生徒一人ひとりの学習状況に合わせた最適な学習プログラムを提供しています。これこそが、東進が誇る最大の強みです。
- 弱点の定義:単にできない問題ではなく、「あなたの志望校で、他の合格者が解けているのに、あなたが解けていない問題」を弱点と定義します。
- レベル別演習:苦手を克服するためには、いきなり難しい問題に取り組むのではなく、今の学力に合ったレベルの問題から段階的にステップアップすることが重要です。東進のシステムは、あなたの現状のレベルを分析し、次にやるべき最適な問題を提供します。
- 徹底的な入試分析:大学の出題傾向を単語のレベルや文の長さ、問題形式まで徹底的に分析しています。その結果、同じ大学でも学部によって最適な対策が異なることを突き止め、一人ひとりに合わせた戦略を提供します。
- 演習と授業の連携:演習でつまずいた際、その問題の根本原因をAIが分析し、東進の全授業データの中から「どの授業の何分何秒から見直すべきか」までを提示します。これにより、インプットとアウトプットを効率的に繰り返すことができます。
受験校の組み方と注意点
9月から12月にかけては、受験校の検討と出願準備を本格的に行います。当校舎では、私自身が過去の経験を基に、生徒一人ひとりの受験校の組み合わせを全てチェックし、アドバイスします。
受験校の組み合わせパターン
受験校の組み方は、主に以下の3つのパターンに分けられます。
- ピラミッド型:挑戦校を少なく、安全校を手厚くするスタイル。現役合格の可能性を高められます。
- 逆三角形型:挑戦校を多く設定するスタイル。チャンスは増えますが、対策が分散し、リスクも高まります。
- ビル型:挑戦・実力・安全校をバランス良く設定するスタイル。
どのパターンを選ぶかは、生徒とご家族の「何を一番大切にしたいか」という方針によって決まります。三者面談で、ご家庭の方針をすり合わせながら、納得のいく受験プランを一緒に構築していきます。
出願スケジュールとWeb出願の注意点
共通テストの出願は、9月16日からWebでスタートします。今年から学校を経由しないため、生徒自身が責任を持って手続きを進める必要があります。また、出願が遅れると試験会場が遠方になることもあるため、早めの手続きを心がけてください。
共通テスト利用入試の出願は、共通テストの本番前に締め切りを迎えることがほとんどです。自己採点の結果を見て出願先を決めることはできないため、事前に戦略を立てておく必要があります。
大学受験の戦略的思考:偏差値だけではない合否のポイント
大学受験の合否は、偏差値レベルだけで決まるわけではありません。配点や入試形式、そして問題との相性も大きく影響します。例えば、英語の配点が高い大学は、英語が得意な生徒にとって有利になる可能性があります。
また、「安全校」の考え方も重要です。単に偏差値が低い大学を選べば安全というわけではありません。これまでの模試や過去問演習で合格最低点+10%以上の点数が安定して取れているかどうか、その問題との相性で判断してください。
出願関連の現実的な注意点
- 連続受験と休憩日の確保:4日連続の受験は、体力・精神的に非常に厳しいため絶対に避けてください。3日連続も、移動距離などを考慮すると慎重な判断が必要です。理想は2日連続までとし、適度な休憩日を確保することが、後半戦で力を出すために不可欠です。
- 出願書類(調査書)の準備:調査書は、学校に少し多めに発行してもらうことをお勧めします。急遽出願を決めた際に、発行が間に合わないという事態を避けるためです。
- 受験にかかる費用:受験関連費用は、平均して出願費だけで25万円、入学手続き金を含めると50万円程度はかかる見込みです。入学金の無駄な支払いを避けるため、合格発表日と手続き締め切り日を考慮して受験校を組むことは重要ですが、そこにこだわりすぎて肝心の「合格可能性」を失っては本末転倒です。
未来への第一歩:受験はチーム戦
大学受験は、生徒の皆さん一人だけの戦いではありません。我々スタッフ、そしてご両親を含めた「総力戦」です。
我々は、このサイトのカレンダー機能などを使い、抜け目のない受験プランを構築します。生徒の皆さんは、そのプランを着実に実行する「やり抜く覚悟」を持ってください。そして、ご両親には、どんな結果になっても最後までお子様を信じ、精神的に支えていただきたいと思います。
やり抜いた経験は、将来の大きな財産となります。さあ、いよいよ受験本番が近づいてきました。ここからも、一緒に頑張っていきましょう。
八王子オクトーレ校のご案内
東進衛星予備校 八王子オクトーレ校
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八王子駅から徒歩1分(京王八王子駅から徒歩5分)。八王子駅直結で通学しやすく、通塾の継続率が高いのが強み。放課後に短時間でも立ち寄り、語彙→読み方→解き方を毎日回すのが得点UPの近道です。
よくある質問(八王子オクトーレ校)
高2ですが、今からでも間に合いますか?
十分に間に合います。まずは語彙を固め、正しい読み方を身につければ、設問処理の正確性が上がります。東進は映像授業なので、これまでの遅れを一気に挽回することが可能です。
部活で忙しいときの勉強法は?
通塾日に「語彙→短文リーディング→大問1つ」のミニルーティン、在宅日は語彙と復習ノートの確認だけでもOK。八王子駅直結を活かして、スキマ学習を積み重ねましょう。
模試直前は何を優先すべき?
新しい問題より、これまでの間違いの原因タグ(語彙/読解/設問処理)を潰すのが最優先。次に「解き方10項目」を1つずつチェックしてください。