横浜国立大学 経済学部 合格
八王子東高校卒
後輩へのメッセージ
僕の受験生活は、まったくもって順調なものではありませんでした。受験期にいちばん僕を悩ませたのは、自身の選択科目と、自身が大学で学びたい学問との乖離です。
僕は二年次の進路選択の際、理系の道を選びました。理由は単純で、数学と生物が得意科目だったからです。しかしそれと同時に、自分は将来大学で学びたいと思うほどには数学や科学に純粋な興味を抱いておらず、むしろ世界経済や市場といった経済学に興味があることを自覚していました。
ここでまず、僕がこれから受験を迎える皆さんに言えることとしては、今現在実力のある得意科目を基に進路を決定するのは避けるべきだということです。経済学は、文系の中では最も理系らしい学問だと言われますが、それでもやはり日本史や世界史といった社会科目が必須である学校が少なくなく、受験校を見つけるのにも苦労しました。
まずは進路選択の際、自分が将来本当にしたいことは何なのか、そしてそれをかなえられる大学はどこで、その大学を受けるための科目は何なのかといったことを事細かく調べておくと良いと思います。ごく当然のことですが、自分のやりたいことのための勉強であれば、きっと少しは受験の苦しさがまぎれるのではないかなと思います。
得意科目はいくらでも変わります。僕が選んだ進路は一般に言う文転のようなものですから、私立対策として国語を鍛える必要がありました。共通テスト過去問講座でたたき出したはじめの点数は109点でした。鍛えに鍛えた結果、直前の実践問題では毎回180点以上を取れるようになりました。得意科目などいくらでも変えられるし、変わってしまうものです。
自分のやりたいことは何なのか、本当に何となくで構わないから、少し考えてみて欲しいと思います。もうひとつ僕から言えることとしては、受験にも運は絡んでくるということです。これからの努力が運の前に崩れ去ってしまうのかと思われるかもしれませんが、その逆だって起こり得ます。
東大に合格した僕の友達は慶應に落ちています。早慶にダブル合格した友達は科学大に落ちてしまいました。共通テストは国語180点確実だろうと思っていた僕は、結局本番で140点代を取りました。何が上振れで何が下振れかは今となっては分かりませんが、本番でどうなるかはわかりません。そんな運がらみの受験だからこそ、少し気軽に、肩の力を抜いて取り組んでほしいと思います。応援しています。頑張ってください。
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合格した大学
横浜国立大学 経済学部
青山学院大学 経済学部
中央大学 法学部