【東京3校合同保護者会レポート】新共通テスト2年目の真実と、この夏から始める「先手必勝」の大学受験戦略

こんにちは。東進衛星予備校の加藤です。

先日、東京3校舎による合同保護者会をオンラインで開催しました。

今回は保護者の方だけでなく、生徒の皆さんにも参加してもらい、大学入試の現状を知ってもらいました。

なお、当日不参加の方に向けたアーカイブ配信もありますのでご安心ください。

今回の保護者会では、共通テストの最新分析などを詳しくお話ししました。

さらに、大学ごとの動向や夏に勝つための学習戦略も公表しています。

その要点を分かりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

1. 激変する共通テスト。親の経験は通用しない!

まず、最初にお伝えしたい重要な事実があります。

それは、今の入試が昔のセンター試験とは完全に別物だということです。

つまり、保護者世代の受験経験がそのままでは通用しません。

だからこそ、まずは最新の入試知識を更新する必要があります。

【直近の主な入試変更点】

  • 「情報Ⅰ」の新設:1000点満点の新配点になります。
  • 数学の制限時間延長:数学Ⅱ・B・Cは70分へ延びました。
  • 国語の大問が5つに増加:実用的な文章が追加されました。

【2026年共通テスト分析】平均点3%低下の衝撃

直近の共通テストでは、全体の平均点が約3%も低下しました。

これは小さな差ではなく、大学のランクが1つ下がるほどの打撃です。

しかし、ここで焦る必要は全くありません。

なぜなら、周りの受験生も全員同じように下がっているからです。

したがって合格ラインも下がるため、安易に志望校を下げるのはNGです。


2. 共通テストの敵は「大量の文字」と「探究力」

今後は平均点が上がる見込みですが、問題が簡単になるわけではありません。

その理由は、各予備校の対策が進んで受験生のレベルが上がるからです。

つまり、早期準備の差がそのまま合否に直結する時代になりました。

具体的には、どのような部分が難化しているのでしょうか。

特徴①:全科目で文字数が激増

特に、英語リーディングの変化は顕著です。

親世代の試験と比べると、読むべき総文字数が全く異なります。

試験の世代 試験時間 総文字数
共通一次時代 100分 3,000文字未満
センター初期 80分 2,620文字
現代の共通テスト 80分 約5,600文字(2倍以上)

現在の共通テストは、すべての問題が長文読解で構成されています。

標準スピードで読んでも、本文を読み終えるだけで56分かかります。

すると、残された時間はわずか24分しかありません。

この短い時間の中で、33問もの設問を処理することになります。

したがって、従来のスピードで読んでいては時間が足りません。

さらに、選択肢には本文の言葉が別の表現に言い換えられています。

そのため、表面的な浅い読み方では引っ掛け問題に落とされてしまいます。

特徴②:思考力を問う「探究型」

また、数学や理系科目でも同様に大きな変化が起きています。

これからのAI時代に向けて、大学側は自ら考える人材を求めているからです。

具体的には、問題の条件に合わせて自分で図を書き直す問題が出ています。

そのため、公式や解法の丸暗記だけでは一切太刀打ちできません。

【生徒の皆さんへ】高3からの挽回は不可能です!
部活引退後のスパートは通用しません。なぜなら、今は処理能力の勝負だからです。だからこそ、今この瞬間の行動がすべてを決めます。


3. 東進の最強戦略!「AI志望校単元ジャンル演習」

では、この難関をどう突破すればよいのでしょうか。

そこで大きな武器になるのが、東進のAI学習システムです。

難関大(MARCH)の合格ラインは、一般的に約7割5分と言われています。

旧帝大の二次試験では6割5分取れれば上出来と言われています。

つまり、入試問題の1/4~1/3はできなくてもよい問題が含まれています。

しかし、現役生が自力でその問題を見極めることは困難です。

そこで、東進のAIが過去の膨大な先輩データと比較して分析します。

  • 「合格者が解けていた、絶対に落とせない問題」
  • 「合格者も落としていた、後回しにするべき難問」

これらをAIが自動で仕分けるため、秋以降に成績が爆発的に伸びます。

逆算:なぜ「高2の10月」が新高3なのか

ただし、秋にこのAI演習を使うためには事前の準備が欠かせません。

逆算すると、夏休みのうちに過去問を解き進める必要があります。

そのためには、高3の6月までに全授業を修了させなければなりません。

このように逆算していくと、もう受験生としての猶予はないのです。

だからこそ東進では、高2の10月を新高3のスタートとしています。

【重要】高2の夏に必須な「定石演習」の基準

入試問題には、共通する解き方の決まり手が存在します。

東進ではそれを「定石」と呼び、夏に徹底して身につけます。

この夏に土台を固めるため、以下の受講基準を必ず守ってください。

  • 残り受講が20コマ未満の生徒:受講ペースを抑え、定石演習を並行します。大量のアウトプットをこなして実力を引き上げましょう。
  • 残り受講が20コマ以上の生徒:まずは通常授業の修了を最優先します。9月末までにインプットを確実に終わらせてください。

4. 大学の最新動向と、夏のアクションプラン

各大学の入試動向についても、最新の変化を押さえておきましょう。

【国公立】東大の定員減による影響

東大が新しい学部を設置する影響で、既存学部の定員が100名減ります。

その結果、東大を回避した層が他の国公立大へ移動してきます。

過去に東大の第一段階選抜(足切り)ラインを引き上げた際には、一橋大・科学大→旧帝大と受験者が流れ、最終的に千葉大・横国大・都立大の志願者数が大幅に増えました。

このように連鎖して難化することを「玉突き現象」と呼びます。

したがって、「自分には関係ない」と思わず、十分な準備・対策をしておく必要があります。

【私立】受験チャンス増の罠に注意

私立大では様々な受験方式が増え、一見チャンスが広がったように見えます。

しかし、大学全体の募集定員が増えたわけではありません。

つまり、1回あたりの合格枠が小分けにされて減少しているのです。

その結果、それぞれの合格ラインはむしろ大きく上昇しています。

したがって、「数撃ちゃ当たる」という過去の作戦は通用しません。

確実に合格するためには、ワンランク上の実力を備える必要があります。

【最新】慶應・上智の入試変更点

  • 慶應義塾大(経済):小論文が廃止されます。その結果、併願のハードルが下がり倍率は急上昇する見込みです。
  • 上智大:一般英検の利用枠が拡大します。したがって、高2のうちに英検2200点(CSE)を取ることが重要です。(高3では2300突破を狙いましょう)

5. 【学年別】冬までに決めるべき重要事項

目標があやふやな状態では、目先の忙しさに負けて勉強が後回しになります。

なぜなら、高校生活は部活や行事で常に忙しいからです。

だからこそ、この夏休みのうちに明確な進路の目標を設定しましょう。

  • 高校1年生:12月までに必ず「文理決定」を行ってください。これは2年生以降の学習科目を決める大前提となります。
  • 高校2年生:国公立か私立かも含めて「第1志望校」を決めます。これは学校での科目選択にも直結する重要な決断です。

※オープンキャンパスの罠に注意!

しかし、オープンキャンパスの申し込みには注意が必要です。

最近の多くの大学は、完全事前申し込み制を導入しています。

そのため、人気の学部などは受付開始から1〜2日で満席になります。

受付開始は7月上旬が多く、ちょうど期末テストの時期と重なります。

しかし、「テストが終わってから」では手遅れになってしまいます。

ですので、必ず受付初日にアクセスして枠を確保してください。

なお、当校のホームページでは各種情報サイトを紹介しています。

学問診断や東進TVを活用し、まずは主体的に情報を集めてみましょう。


6. 結果はすぐに出ない。だからこそ「継続」の背中を

しかし、受験勉強の成果というものはすぐには目に見えません。

だからこそ、毎日の妥協なき努力や積み重ねが大きな差を生みます。

スマホの時間を制限し、毎日少しずつでも継続することが大切です。

もちろん、この継続は大人であっても簡単にできることではありません。

実は、私もホームルームで生徒たちにダイエットの宣言をしました。

毎日欠かさず続けた結果、1ヶ月で2.5キロの減量に成功しています。

私も頑張りますので、皆さんも継続的な勉強を頑張ってください! 笑

話を戻しますが、まずはすべての土台となる英語の早期完成です。

英語を早く得意にすれば、受験全体の流れを有利に変えられます。

この夏、ライバルよりも一歩早いスタートを切りましょう。

私たちスタッフも、努力し続ける背中を生徒たちに見せて伴走します。

【保護者の皆様へ】
大学受験という高い壁は、生徒・保護者・塾の3者の力が揃って初めて乗り越えられます。

7月末にかけて、夏の具体的な作戦会議となる三者面談を順次実施いたします。

また、9月中旬には新学年のスケジュールをお伝えする第2回保護者会もございます。

今後とも、皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

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