【実施報告】2026年 夏の大学入試情報セミナーを開催いたしました!

興学社学園東進の招待講習生の皆様、ならびに保護者の皆様を対象に、「2026年 夏の大学入試情報セミナー」をオンラインにて開催いたしました。併せて、グループ校であるプリンス英米学院にお通いのご家庭にも多数ご参加いただきました。

昔と大きく変化した現在の大学入試のリアルな現状と、第1志望校合格に向けた具体的な対策について、1時間に凝縮してお伝えした内容の概要をご報告いたします。

本セミナーの3大テーマ
  • 第1部:今年度の共通テスト傾向分析と入試変更点
  • 第2部:高校受験と大学受験の決定的な違い
  • 第3部:現役で第1志望校に合格するための3つのポイント

第1部:共通テスト傾向分析と最新入試情報

新共通テスト2年目の変化と「平均点」の真実

2025年度入試より新課程となり、「情報」の追加(6教科8科目化)や数学の試験時間変更、国語の現代文大問追加(実用的な文章)など大きな改革が行われました。そして2年目を迎えた2026年春の共通テストでは、予想通り平均点が下落する科目が見られました。

ここで重要なのは、「問題自体が難化したのではなく、時間制限に対して読まなければならない文章量・資料量が膨大になっている」という点です。

現在の共通テストでは、以下2つの傾向が顕著です。

  • 問題文・資料の長文・大容量化:問題の趣旨や必要な情報を素早く読み取る力(スピード)が不可欠。
  • 本質的な理解を問う出題:単純な公式あてはめや丸暗記では解けず、背景や仕組みを根本から理解していないと正解に至らない。

主要科目の具体的な出題傾向と対策

英語リーディングは、制限時間80分に対して読むべき語数が約5,600語へと急増しています。つまみ食いのようなテクニックで速読しようとすると引っかけ選択肢に誤誘導される仕組みになっており、「普段から英文に触れ、無意識に速く正確に読める状態を作ること」が求められます。

また、数学や理科でも、与えられた図をそのまま使うのではなく自分で図を描き直して思考させる問題や、公式の導出過程・本質的理解を問う問題が増加しています。

国公立・私立大学の難易度変化

東京科学大学(旧・東京工業大学と東京医科歯科大学が統合)の入試方式変更や東京大学の募集人員調整により、最難関レベルからの受験生の「玉突き現象」が発生しています。これにより、地域枠や中堅・上位国公立大学(千葉大、横国大、東京都立大など)の合格ラインが底上げされる傾向にあります。

私立大学(MARCHなど)においても、1人で複数回受験できるチャンス(全学部統一、英検利用、共通テスト併用など)が増えた一方で、大学側の合格者絞り込みが厳格化しています。そのため「合格ラインギリギリの層」は何度受けても不合格になりやすく、合格者平均点を目指した余裕のある学力形成がより一層重要となっています。

第2部:高校受験と大学受験の違い

「周りと同じ」は不合格を意味する

高校受験は一般的に倍率が1.5〜2倍程度であり、受験生の約半数以上が合格できる仕組みでした。つまり、「周りのみんなと同じペースで勉強する」ことで合格を狙えました。

しかし、大学受験は違います。MARCHクラスの倍率になれば4倍〜5倍、高ければ10倍近くになり、受験生の上位20%(クラスで上位5人以内)に入らなければ合格できません。さらにここには強力な「浪人生」も加わります。

「周りがまだ本気を出していないから自分も大丈夫」という高校受験感覚のままでは、確実に不合格ゾーンに入ってしまいます。周りと一歩差をつける「早期の動き出し」が合否を分ける最大のカギです。

第3部:第1志望合格のための3つのポイント

ポイント1:高2終了までの「英語早期完成」

東進のデータ分析においても、高3の4月時点で共通テストレベルの英語で8割以上を取れている生徒とそうでない生徒では、最終的な合格実績に決定的な差が出ます。

高2終了までに英語を8割レベルまで引き上げておくことで、高3になってから理数科目や地歴公民などの他科目に十分な勉強時間を配分できるようになります。高2終了時までに「共通テスト英語8割」を達成することを絶対目標に設定しましょう。

ポイント2:英検(実用英語技能検定)の積極活用

私立大学を中心に、英検利用入試の活用幅が急拡大しています。難関大学の出願や換算において、高2終了までに英検スコア「2200以上(2級の高得点〜準1級レベル)」を獲得しておくことが極めて有効です。

英検で高スコアを持っておくことで、併願校(滑り止め)の英語試験免除や自動満点換算などの優遇が受けられ、結果的に第1志望校の対策に専念できるという大きなアドバンテージが得られます。

ポイント3:主体的な勉強時間の確保と工夫

難関大学合格に必要な学習時間は約3,000時間と言われています。これは学校の課題や受け身の授業時間を除いた「主体的な学習時間」です。

高校1・2年生のうちから、1週間あたり10〜14時間程度の主体的な勉強時間を確保する習慣を作りましょう。時間が取れないと感じている場合は、以下の見直しが効果的です。

  • 休憩中のスマホ触りをやめる(集中力の阻害を防ぐ)
  • 帰宅後、1度完全にくつろぐ前に5分でも机に向かってテキストを開く
  • 休日の「午前中」を有効活用し、朝のうちにまとまった時間を確保する
【まとめ】保護者の皆様・生徒の皆様へ

現在の大学入試は、直前の丸暗記や小手先のテクニックで突破できるものではありません。「早期からの正しい準備」と「本質的な学習習慣」を身につけた生徒がしっかりと結果を出せる入試構造になっています。

興学社学園・東進衛星予備校では、今後も生徒一人ひとりが志望校合格に向けた最適なスタートを切れるよう、定期的な面談や小刻みな学習指導を通じて全力でサポートしてまいります。