【高3生・保護者必見】夏前の今が踏ん張りどころ!模試の活用法と志望校合格へ向けた「2割の壁」の突破戦略
HR実施レポート

【高3生対象6月HR】夏前の今が踏ん張りどころ!模試の活用法と志望校合格へ向けた「2割の壁」の突破戦略

皆様、こんにちは。東進衛星予備校です。当予備校では、現役合格を目指す受験生に向け、合格戦略をダイレクトに伝える「ホームルーム(学習指導会)」を定期的に開催しています。

今回は、部活の引退、学校行事、定期テストが重なり、多くの高3生が最も両立に悩む6月に実施されたホームルームの要点を凝縮してお届けします。登壇した落合先生と加藤先生(※来月は矢島先生が登壇予定)が生徒たちに突きつけた合否を分けるシビアな数値「合格者平均との2割の差」、そして夏に向けた具体的な戦略について、受験生本人と保護者の皆様へ向けて解説します。

1. なぜ「夏前(6月)」が受験の重大な踏ん張りどころなのか?

高校3年生にとって6月は、部活動の引退試合や合唱コンクールなどの行事、期末テストが重なる激動期です。受験勉強だけに集中することが物理的に難しい時期だからこそ、ここでどれだけ粘れるかで夏以降の爆発力が変わります。

「東進は他の塾と違って、夏の前までに受講や高速マスターといった基本的な内容を終わらせます。そして夏には共通テストや次第の過去問演習に入り、その後に苦手分野を潰すというスケジュールです。この6月中に基礎を終わらせておかないと、夏のスムーズな過去問演習への移行が難しくなり、自分が一番苦しくなってしまいます」 ―― 落合先生の講話より

つまり、この6月中に「受講」と「高速マスター基礎力養成講座」の完全修得をやり遂げることが、夏休みのスタートダッシュを切るための絶対条件なのです。

実際のデータもこれを証明しています。昨年見事に現役合格を果たした先輩たちは、適切な学習習慣を維持することで、6月から8月のわずか2ヶ月間で平均して1.4倍から1.5倍(約100点近く)のスコアアップを達成しています。これは、6月の段階から受講と並行して自分で進める参考書を徹底し、隙間時間を活用する習慣を早くから確立していた成果です。

2. 合格を引き寄せる「模試の徹底分析」3つのアプローチ

直近の共通テスト本番レベル模試の結果を、ただの点数の一喜一憂で終わらせてはいけません。指導会では、具体的な3つの分析アプローチが伝授されました。

① 点数ではなく「得点分布」で自分の位置を確認する

今の時期は既卒生(浪人生)が有利なため、現役生の点数は思うように出ないケースがあります。見るべきは素点ではなく、東進の「学力POS」から確認できる得点分布(棒グラフ)です。一番ボリュームが多い層に対して、自分がどの位置にいるかという「相対的な立ち位置」を正確に把握してください。

③ 「自分が解いた範囲」の復習と「ピンクのマーカー」の撃破

共通テスト模試では「時間が足りず手が出せなかった大問がある」という受験生がまだ大半です。復習の際は、未習範囲ではなく「自分が時間内に解いた範囲」の検証を最優先してください。さらに、全受験生の正答率は高いのに自分が間違えてしまった問題には、成績表でピンク色のマーカーがつきます。この知識の穴を最優先で埋めることが重要です。

3. 夏の合否を分ける絶対的指標:志望校との「2割の壁」

後半のパートでは、よりシビアな「現実の数値」について、加藤先生から指導が入りました。東進が重視する、夏現役合格への明確な基準が以下の表です。

現在の立ち位置(合格者平均との差) 判定・評価 【夏休み】の目標勉強時間 具体的な行動指針
合格者平均との差が1割未満 順調(ほぼ合格圏内) 1日 8時間程度 現状のペースを維持。夏の開館時間(12時〜21時)をフル活用すれば対応できるレベル。
合格者平均との差が2割以内 標準(普通・平均的) 1日 10時間程度 最も標準的な位置。朝10時の開館から夜21時の閉館まで校舎で集中して10時間を確保する。
合格者平均との差が2割以上 ピンチ(危機的状況) 1日 12時間以上 通常の勉強量では追いつかない段階。閉館後に家で1時間、さらに朝1時間の「プラス2時間」が必須。

加藤先生は生徒たちに「2割以上の差が開いている場合、今は『ピンチ』だが、夏明けにはこれが『かなり厳しい(合格困難)』という現実の言葉に変わる」と、強い言葉で危機感を促しました。自分と志望校との距離を直視し、「他人が勉強していない時間(朝や閉館後)」にやるからこそ、初めてこの差が縮まります。

4. 8月模試の結果で決まる、志望校合格に向けた戦略

なぜ夏段階での「1割以内への到達」にこだわるのか。それは、8月23日の共通テスト模試の結果次第で、9月以降の過去問演習(10年分)の戦略を根本から変えざるを得ないからです。

⚠️ 秋以降の過去問演習における「ダブル不合格」のリスク

例えば、第一志望が「早稲田大学」、併願が「明治大学」の生徒がいるとします。夏明けの時点で早稲田の合格者平均から2割以上離れていた場合、9月から早稲田の過去問対策(10年分)だけに時間を注ぎ込むのはリスクがあります。早稲田の対策に全振りをすれば、明治の対策は手薄になります。その結果、本番で早稲田に届かなかった際、対策が不十分だった明治もすべて落としてしまうという「ダブル不合格」の悲劇が現実味を帯びてきます。

そのため、8月模試で2割以上の差がある場合は、「まずは明治の過去問を10年分徹底的に解いて合格を手堅くし、第一志望の早稲田は5年分に抑える」といった現実的な戦略変更を提案することになります。それを判断する運命の分岐点が8月の模試なのです。

5. スマホは1日1時間でも命取り!「チリツモ」の恐ろしさと学習環境

高3生の三者面談が終了し、スマホの使用状況について驚くべき実態が見えてきました。多くの生徒が「使っていても1日1時間くらい」と答えますが、受験の世界において「1日1時間のスマホ操作」は致命傷になります。

  • 1日1時間 × 入試までの残り200日 = 計 200時間(社会の暗記や主要科目の問題集を何周も進められる時間)の損失

部活を引退した生徒が、放課後に友達と話し込んでしまう30分。この「チリ」が積もって合格圏外という「山」になります。自分をコントロールできない生徒に向け、校舎では「スマホを塾に預けて帰る」という管理手段も提案しています。また、校舎にはリフレッシュ用のバランスボールや、やる気を呼び覚ます先輩たちの合格体験記も用意し、勉強に集中できる環境を整えています。

6. 東進のシステムを使い倒す!現役東大生サポートと共通テスト演習

共通テスト過去問演習を効果的に進めるため、東進ならではの強力なサポートシステムが用意されています。

◎ 東大生スタッフによる「バックアップサービス」

過去問演習で生じた難解な疑問(現代文の記述の妥当性や、数学の複雑な図解など)は、システムを通じて本部に控えている現役の東大生スタッフたちに質問することができます。彼らが分かりやすい解説を作成してスピード返答しますので、早慶・一橋・難関大などの過去問を解く際は遠慮なくこの仕組みを使い倒しましょう。

◎ 共通テスト演習の開始時期と2次対策スケジュール

演習の開始時期に応じて、秋以降のスケジュールが決定されます。 定期テスト明け(7月中旬)までに開始できれば、8月22日の模試前日までに共通テスト演習を終了させ、9月からスムーズに2次試験対策へ移行できます。完璧を求めすぎず、残された時間の中でスケジュールを合わせてやり切ることが重要です。

7. 年内入試(推薦・総合型)のリアルな境界線

関心が高まっている「年内入試」についても、具体的な大学の基準が提示されました。候補に挙がるのは主に成城・東洋・神奈川の3大学ですが、誰でも簡単に受けられるわけではありません。

  • 成城大学: 新設の年内入試により高倍率化が予想されます。英検CSEスコア2300以上が勝負の最低ラインです。
  • 東洋大学: 人気・難易度ともに高く、英検CSEスコア2150以上が出願の目安となります。
  • 神奈川大学: 英検2級に合格していれば勝負の土台に乗ります。不合格の場合は一般入試に絞る方が時間効率が良いです。

※なお、スコアの有効期限は成城が8月中旬、東洋・神奈川が9月中旬の英検まで(一般入試利用の場合は11月まで)となっています。

8. 最後に:現役生はここから爆伸びする!明るい未来を信じて

今の時点で「E判定」だからと絶望する必要はありません。今の時期に模試の上位を占めているのは浪人生ですが、彼らの学力は今が最高値です。ここからは現役生の伸びが浪人生の偏差値を押し下げていく逆転劇が始まります。自分の現状を正確に把握し、志望校との差を縮める努力を今すぐスタートさせましょう!


【保護者の皆様へ】校舎からのメッセージ

日頃より当校の教育活動にご理解と多大なご協力をいただき、誠にありがとうございます。今回の指導会でお伝えした通り、生徒たちは今、精神的にも体力的にも負荷のかかる時期を迎えております。校舎では、単に精神論を語るのではなく、模試の得点分布や英検スコアといった客観的なデータを基に、時にシビアな現実も共有しながら、それを突破するための緻密な学習計画を週1回の面談で指導してまいります。ご家庭におかれましても、お子様がスマホに振り回されず、「朝型の生活リズム」を維持できるよう、環境面での温かいサポートをいただけますと幸いです。受験戦略や併願校選びなど、ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に校舎までご相談ください。